
MBA留学を目指す中で避けて通れないのがGREかGMAT。私は出願要件としてこのGRE試験を受験しました。
GREは大学院留学(MBA含む)を目指す人向けの共通テスト。
英語力がある程度ある前提で出題されるため、特にVerbalの語彙の難しさと、数学の処理スピードがカギになります。
GREの試験概要

GREは以下の2つの主要セクションがあります:
- Verbal Reasoning(言語):170点満点
- Quantitative Reasoning(数学):170点満点
私はVerbalでは伸び悩みましたが、Quantitativeで169点を取得しました。この記事では、特に数学の勉強法にフォーカスして紹介します。
なぜGREは難しいのか?

GREは“英語ができて当然”という前提の試験です。
- 語彙のレベルはSATやTOEFLよりも難しく、特にVerbalでは文学的・学術的な単語が頻出
- 数学も中学〜高校範囲の内容ですが、英語で出題され、時間も厳しい
社会人になると、計算処理の勘が鈍っているので、時間内に正確に解く力が問われます。
Verbalの語彙対策:Knowjiで効率的に

語彙はKnowjiアプリを使って対策しました。
- GREレベルのHardモードは語彙が難解すぎて挫折気味
- 自分はEasy〜Mediumレベルに絞って繰り返し
最終的にVerbalスコアは満足のいく数値ではありませんでしたが、英語学習の土台として語彙強化にはなりました。
Quantitative(数学)対策:JMathが救世主

数学対策で一番役に立ったのが、**JMath(ジェイマス)**という日本人向け教材です。
特徴:
- 日本の中学受験的な問題が多く、難易度はそこまで高くない
- ただし、タイムプレッシャーが大きい
- 数学用語がすべて英語で出題される(例:mean, median, ratio, remainder)
学習法:
- 教材が限られているので、JMathと公式問題集を何周も繰り返し
- 苦手な範囲は中学数学の参考書で補完
- 重要なのは、「なぜ自分が間違えたか」を毎回分析すること
✅ 自分の思考パターンを記録し、「自分の間違えグセ」に気づくことが最も効果的でした。
GRE受験の現実:高額・回数制限あり

GREは、試験料・受験回数ともに制約があります:
- 1回あたり $220(約3万円)
- 12ヶ月で最大5回まで
- 試験結果は5年間有効
つまり、試験対策には戦略が必要です。やみくもに回数を重ねるのは非効率です。
メンタルの負担:勉強時間とスコアが比例しない
GREは多くの受験生が出願の最後の最後まで苦しむ試験です。
- Verbalは勉強しても点数が伸びにくい
- 数学もタイムプレッシャーによりミスが出やすい
- 特に直前期にスコアが落ちることもある
正直、メンタルがやられます。
でも、自分を信じて繰り返せば、きっと道は開けます。
プロの力を借りるのもアリ

Affinity英語学院のようにGRE対策を専門にするスクールもあります。
- 基礎の方向性を早めに整えてくれる
- 時間と費用の節約になる
- 特にVerbal対策におすすめ
GREは「正しく学べば得点できる試験」なので、初期に投資する価値は高いと感じました。
最後に:GREを乗り越えれば、MBAへの道が開ける

GREはたしかに大変な試験ですが、要求スコアを超えることが最終目的です。
さらに、スコアが高ければ奨学金の可能性も広がります。
心が折れそうになるかもしれませんが、最後までチャレンジし続けることが最大の武器です。
あなたが歩いた時間は、必ずどこかで自分を助けてくれます。
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