
英語学習で「文法も単語もわかるのに、文章がスッと頭に入ってこない」という悩みを抱えたことはありませんか?
それ、圧倒的な読書量不足が原因かもしれません。
この記事では、多読を通じてリーディング力を高める方法について、自分の体験もふまえてご紹介します。
多読の目的とは?リーディング力の土台を作るために

英語のリーディング学習には2種類あります。
- 精読:1文1文を細かく理解する
- 速読:文章をスムーズに読み進める力を鍛える
日本の英語教育では精読が中心で、速読は後回しにされがちです。
でも、試験・仕事・日常英語、すべてにおいて「速読」が必要です。
その速読力を支えるのが多読です。
なぜ読めないのか?その原因は「読書量不足」

英語学習者あるある:
「文法はわかるし、単語も調べた。でも読めない…」
これは**「英語の語順で、意味を取る習慣」ができていない**からです。
原因はシンプルで、「英語を英語のまま理解するための読書量」が圧倒的に足りていないだけ。
自分ではたくさん勉強したつもりでも、実際には「読む量」自体が少ないのです。
解決策は多読!100万語の読書を目指そう
英語の多読は、この「読書量不足」を補うシンプルな方法。
目安は100万語。これは英語が自然に読めるようになる分量とされています。
多読の実践ポイント

① 自分のレベルに合ったものを読む
読めない本をがんばって読むのは逆効果。8割以上理解できるレベルからスタートしましょう。
おすすめ:
- Penguin Readers(ペンギン・リーダーズ)
- Macmillan Readers(マクミラン・リーダーズ)
- Oxford Bookworms Library(オックスフォード・ブックワームズ)
どちらも語彙数別レベルで選べるので、自分のレベルにぴったりの本が見つかります。
② 辞書を引かない・戻らない
多読の鉄則は:
辞書を引かない・分からないところで立ち止まらない・戻って読まない
意味はなんとなくでOK。止まらずに読み切ることが最大のトレーニングになります。
③ ログをつける
読んだ本のログを取ると、達成感が増してモチベーションもUP!
100万語達成に向けての進捗が可視化できます。
記録する内容は:
- 本のタイトル
- 読んだ語数(多読本には記載あり)
→ Excelやアプリで管理すると便利です。
④ 何度も同じ本を読む必要はなし
「繰り返し読み」は不要。どんどん新しい本へ進んでOK!
図書館や電子書籍を活用してコストを抑えましょう。
英語多読で得られる変化

筆者の体験談:TOEFLで80点を目指しているときに基礎力アップとして取り組みました。
結果以下の効果がでております。
- 英語の長文がスラスラ読めるように
- 英語の語順で理解するクセがついた
- 単語の意味を「文脈から推測」できるようになった
- TOEFLやTOEICの読解スピードが上がった
何より、「英語を読むのが楽しくなった」のが最大の変化です。
まとめ|英語多読は量がすべて。読めば必ず伸びる
- 多読は「英語を英語で理解する力」を鍛える
- 精読では鍛えにくい速読力を養える
- 100万語を目標に、無理なくコツコツ続けよう
「読めるようになった!」という自信は、英語学習全体のブレイクスルーになります。
まずは一冊、やさしい英語の本を手に取ってみましょう!
100万語は取り組みかたによりますが多くの人にとって半年~1年以上を要する長いタスクになると思います。
英語力を押し上げる時は集中して一気に仕上げる期間が不可欠なので矛盾しているようですが自分のペースを見つけて続けていってくださいね。
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