【英単語の覚え方】すきま時間×ベーシック単語帳でOK!効率的に語彙力を伸ばす方法

英語学習において、単語の暗記は避けて通れない壁です。ですが、「どの単語帳を使えばいいの?」「覚えてもすぐ忘れてしまう…」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

今回は、TOEICやTOEFLの対策をしてきた私が実際に効果を実感した、「英単語を効率的に覚える方法」をご紹介します。ポイントは、すきま時間の活用×ベーシックな単語帳の繰り返しです。


1. まずは「すきま時間」を活用しよう

英単語の勉強は、1日1時間机に向かって…なんて気合いは必要ありません。むしろ、すきま時間をどれだけ積み重ねられるかが鍵です。

通勤・通学中の数分、昼休みのちょっとした時間、寝る前の10分——こういった短い時間に何度も触れることで、記憶が定着しやすくなります。

これはまさにエビングハウスの忘却曲線が示す「忘れかけたタイミングで繰り返すと、記憶はより長く定着する」という原理にかなっています。

💡 一度覚えた単語でも、時間が経つと忘れてしまうのが人間の脳の性質。だからこそ、短い時間でもいいので“何度も繰り返す”ことが記憶の定着には効果的なのです。


2. 単語帳は「ベーシック」でOK

難しい単語帳を使う必要はありません。TOEICのときは『金のフレーズ(金フレ)』、TOEFLでは『TOEFL英単語3800』を使っていました。

  • TOEFLは語彙数が多く、すべてを覚えることはできませんでした。しかし、試験対策と並行して学習する中で、「何度も出てくる単語」や「実際に分からなかった単語」への意識が強まり、自然と覚える努力をするようになりました。
  • 一方で、TOEICでは金フレを50周以上繰り返し、本当に“完璧”に仕上げたことで、読解力やリスニング力に明らかな手応えを感じました。

つまり、**「ベーシックな単語帳を繰り返すだけでも、目標に応じて十分成果は出る」**というのが私の実感です。

💡もちろん、すべての単語を完璧に覚えるのは理想論かもしれません。ただ、目標として“全て知っている状態”を意識することが、学習の質を高めてくれると感じました。


3. 到達目標は「全部知っている状態」

私が意識していたのは、「すべての単語がわかる状態を目指す」こと。そのために、以下のようなサイクルで学習していました:

  • 1周目:知らない単語にチェックをつける
  • 2周目以降:チェックがついた単語を中心に復習
  • 覚えられたらチェックをはずす

こうすることで、「わからない単語」ほど学習頻度が上がり、覚えにくい単語も自然と定着していきます。

理想は1日2時間程度の学習時間を確保することですが、忙しい日があっても「1周終わらなくてもいい」と考えるのがポイントです。

なぜなら、2周目、3周目と進むうちにチェックがついた単語が減り、1周にかかる時間もどんどん短くなっていくからです。
最初は時間がかかっても、繰り返すことでペースも上がり、学習の負担感は確実に減っていきます。

そして、残りのわからない単語が50個以下になったら、ノートに書き出すのもおすすめです。
書く手間はありますが、「自分が苦手な単語だけを一目で見られる」状態になるので、徹底的な時短につながります。


4. 音声も活用する

意外と重要なのが、音声を聞いて発音とスペルのギャップを埋めること。
「こんな発音なの?」と驚く単語もあり、音で覚えることで記憶に残りやすくなります。

また、移動中に耳から覚える「ながら学習」にも最適です。


5. 発音記号は?知らなくても大丈夫!

発音記号が読めるに越したことはありません。ただ、私自身は完璧に理解していなくても、今の英語力までは十分到達できました。
気になる人は少しずつ覚えればOK。まずは「音で覚える習慣」が何より大切です。


おわりに:あきらめずにルーティン化すれば力はつく

私自身、昔はなかなか思ったように単語を覚えられず苦労しました。
しかし、たどり着いた答えはいたってシンプルでした。

あきらめずに、コツコツと努力するというよりも、「毎日のルーティンとして単語学習を回していけるようになる」ことが何より大事だということです。

そうなれば、必ず力はついてきます。今日もすきま時間に一歩ずつ進めていきましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました