
はじめに:TOEIC高得点でも話せない…その違和感に答えるテスト

英語学習者の多くが一度は感じる違和感。
「TOEICでは高得点なのに、会話になると詰まってしまう…」という経験、ありませんか?
私自身、MBA留学を控えて英語スピーキングに不安を感じていたとき、英語コーチング「プログリット」のコンサルタントからこんな言葉をもらいました。
「Versantスコアを1点上げるには、留学1か月分の努力が必要です」
つまり、Versantは短時間で“実用的な英語力”を測る信頼性の高いテストなのです。
この記事では、Versantの構成、所要時間、費用、スコアの見方まで徹底的にご紹介します。
1. Versantとは?実践的な英語スピーキングをAIが判定

Versant(ヴァーサント)は、Pearson社が開発した英語スピーキングテストです。
- 所要時間:約20分
- スマホ1台で受験可能
- AIによる自動採点
- 発音・語順・応答速度などを総合評価
ビジネス英語の実力診断にも使われており、楽天や三菱商事など多くの企業でも導入されています。
2. テスト構成と内容【全6セクション】
パート | 内容 | 目的 |
---|---|---|
A. Reading | 表示された英文を正確に読み上げる | 発音・イントネーションの確認 |
B. Repeat | 聞こえた英文をそのまま繰り返す | 音声認識と模倣力のチェック |
C. Questions | 簡単な質問に即答する | リスニングと瞬発力の判断 |
D. Sentence Builds | 指定された語句で正しい文を作る | 文構築力・語順理解力 |
E. Story Retellings | 短い話を聞いて、30秒で要約する | 要約力・ストーリー展開力 |
F. Open Questions | 意見や個人的な話題について話す(40秒×2問) | 表現力・論理展開・自然さ |
🕒 全体で約17〜20分で完了。スキマ時間で受けられるのが大きな魅力です。
3. 費用と受験方法
💰 費用(2025年時点)
- 個人受験:5,500〜6,600円(税込)
- 購入サイトにより価格差あり(楽天・アルクなど)
🛒 受験の流れ
- 受験コードをオンラインで購入
- 公式アプリまたはブラウザで受験
- 結果はPDFで即日メール送信される
静かな環境とイヤホンがあれば、自宅・カフェ・出張先などどこでも受験可能です。
4. スコアの見方とレベル目安
Versantスコアは20〜80点で表示され、以下の観点で評価されます:
- Fluency(流暢さ)
- Pronunciation(発音)
- Sentence Mastery(文構築)
- Vocabulary(語彙)
- Overall Score(総合)
Versantスコア | CEFRレベル | TOEIC目安 | 英語力の印象 |
---|---|---|---|
20〜30点 | A1 | 〜400 | 初級。聞き取り・応答に苦戦 |
31〜40点 | A2〜B1 | 500〜700 | 簡単な会話はOK |
41〜50点 | B1〜B2 | 750〜850 | 実務レベル。話す力あり |
51点以上 | B2〜C1 | 900以上 | 流暢でネイティブに近い |
5. 過去スコアを確認するには?
- 方法①:受験直後のメールを確認(PDF付き)
- 方法②:Versant公式ポータルにログインし、「Test Identification Number(TIN)」を入力して確認
- 方法③:アプリ受験時は一部アプリに履歴が残る場合も
スコアが見つからない場合は、Pearson社に英語での再発行依頼も可能です。
6. 私の体験談:Versantで「話す力」の成長が見えた

私がVersantを初めて受けたのは、MBA受験前のスピーキング力チェックのためでした。
初回スコアは44点(B1〜B2レベル)。
その後2か月間、英語アウトプットに特化した集中トレーニングを継続し、再受験では46点までアップ。
スコア報告をした際、プログリットの担当コンサルタントからはこう言われました:
「しっかりと成長がみてとれますね」
さらに、
「Versantスコアを1点上げるには、留学1か月分に相当する努力が必要です」
というアドバイスもあり、2点のアップは自分にとって非常に大きな意味を持ちました。
Versantは「なんとなくできている英語」を、数値で明確に可視化してくれるツールです。
毎月定点観測することで、自分のスピーキング力の変化や伸びを客観的に実感できます。
まとめ:Versantはスピーキング力を可視化する最強ツール
- TOEICでは測れない“話せる英語力”を20分で診断
- スマホ1台・自宅で完結
- 結果は数分で受け取れる
- 英語学習の「次のステージ」に進みたい人にぴったり
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